やりたいこと
- 有線がない、無線のみのネットワーク環境で、virtuualboxのゲストOSのネットワークアダプタを選ぶ際、bridgeアダプタを選択したい
理想はこんな感じ
今わかっていること
- bridgeアダプタは無線NICでは利用できない
- 別の方法でbridge接続的なことできないかなあ
調べてみた
調べたら大ヒットしておったまげ
こちらを参考にして、とりあえずやってみました。
使用OS
ホストOS : windows 10 home
virtualbox上のゲストOS : ubuntu 16.04
やってみた
簡単に説明すると
- bridgeアダプタは選択できないが、NATとホストオンリーの二つを選ぶことによって可能になる
- ゲストOSのネットワークアダプタの設定で、アダプター1にNAT、アダプター2にホストオンリーを設定
- ゲストOS内の設定で、アダプタ1が対応しているeth0をdhcp設定、アダプタ2が対応しているeth1を固定ipアドレス設定にする
- eth1はホストオンリーのipアドレスに対応させて設定
- 再起動してゲストOSとホストOS双方で疎通性が取れたらOK
上記箇条書きの4行目(下線部)で私は気付いてしまった。
ホストオンリーアダプタのipアドレスってなんぞや?
ここまでの私の頭の中(今は明らかおかしいことに気付いています)
- NAT+ホストオンリーアダプタを組み合わせたらbridge接続と全く同じことができる
- 頭の中のトポ図は理想のトポ図のまま出来上がると思っている
これがおかしいことに気付ければよかったのだが気付けませんでした。
これを踏まえての疑問
この疑問を実行してみました。
検証開始
- virtualboxを起動>右上のGlobal Toolsを選択>右上のHost Network Managerを選択
- ゲストOSのホストオンリーアダプタに選んだ方のVirtualBox Host-Only Ethernet Adapterを選択
下記のipアドレスを家庭用ルータから降ってくるネットワークアドレスと合致させる
ここではデフォルト
192.168.56.0/24
を192.168.40.0/24
に変更したとする- ゲストOS内のeth1を先程ホストオンリーに設定したネットワークアドレスと合致するように設定
192.168.56.3
を192.168.40.3
に変更し再起動
検証結果
- ifconfigを叩いてみたが
192.168.56.3
のままだった - VirtualBox Host-Only Ethernet Adapterの設定の固定ipアドレスをホストOSの有線NICと同じにしていないから?と思い変更しようとしたができなかった
あれれおっかしいな~?(ここでやる気消沈)
そういえば
- そういえばホストオンリーアダプタってどういうものなの?(順序おかしいのは百も承知)
- 調べて見よう~
って検索してヒットしたのがこれ
ここから私が知りたかった部分を引用
ホストOSにアタッチされているホストオンリーアダプターとは VirtualBoxの仮想マシンの設定で「ホストオンリーアダプター」を選択した場合、最低1つ以上の仮想的なNICがホストOS(VitualBoxを動かしているマシン)にアタッチされている状態となる これは、Windowsであればipconfig、Linuxであればifconfigで確認できる Windowsであれば、「イーサネットアダプター VirtualBox Host-Only Network #1」という項目になっているはず
..................
自分バカだなと心の底から思いました。
イーサネットアダプター VirtualBox Host-Only Network
って項目ホストOSにあったでしょ!!!!
何故気付かなかったんや!!!!!!
結論
- bridge接続と全く同じことができるわけではない
- イーサネットアダプター VirtualBox Host-Only Network っていう仮想NICがホストOSに存在するので、そのNICとゲストOSのeth1が繋がっている。
現実はこうだった
NATアダプタがどこに繋がっているのかはわからないため割愛
得たもの
- 固定概念は良くない
- ちゃんと「このイーサネットアダプタは何のためのものか」考えよう
- まず用語の意味を調べよう
仮想OSに対してのネットワーク環境の理解は深まったのでよかったです。